aptによるパッケージの更新


aptとは

apt とは Advanced Packaging Tool の略でLinux の ディストリビューションのパッケージ管理を行うツールである。もともと Debian 用に開発されたが、Red Hat 系のパッケージ管理ツール RPM と協調して動作するようになった。
apt は単一のコマンドではなく、apt-get, apt-cache, apt-cdrom の3つのコマンドから構成される。

aptによるパッケージの更新

aptを用いたパッケージの更新は次の手順による。
  1. パッケージ情報の更新

    コマンド apt-get update により、パッケージ情報 (/etc/sources.list) を更新する。

  2. パッケージの更新

    コマンド apt-get upgrade によりパッケージを更新する。なお、オプション -s, --no-act を指定すると、実際の更新は行われず、どのパッケージが更新対象となっているか確認することができる。

  3. 依存関係が変更されるようなパッケージの更新

    パッケージの更新により、依存関係が変更される場合はapt-get upgrade ではパッケージの更新が行われない。このような場合は、apt-get dist-upgrade コマンドにより、更新を行う。


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